福岡

古民家カフェの優しいお昼ごはんに癒される【福岡/室見・うめや】

2023年1月30日

子の習いごとの発表会があり、たまたま訪れた福岡・藤崎界隈。

お昼過ぎに発表会が無事終わり、さあて、今日はよくがんばったね!ごほうびランチだ!と場所を探す。ほら、なるべく近くで……と大通りを見渡すと、見える距離にロイヤルホスト。

子連れで落ち着ける場所として、ファミレスの安定感は強い。迷わず向かったものの、入り口まで行くと先に6組も待っていた。はらぺこなお子を抱えてこれはきつい。よし、やめよう。

OK, We need プランB!

ということで、急遽Google mapで検索し、「体に優しいランチ」というワードとともに表示されてぴん!ときた「うめや」さんへ。

駐車場は満車だったけれど、ちょうど入れ替わりのタイミングで、運良くすべりこむことができた。

古民家風の佇まいで、玄関に入る前から好きになる。

がらら、と引き戸を入って靴を脱ぐと、下駄箱のうえに、私たち家族も大好きな福岡在住アーティスト、iimaのTシャツ(わたしも持ってる!)が販売されていた。ああ、「うめや」さんってどこかで見たことがあると思っていたら、きっとiimaのライブ情報で見ていたんだな。

期せずしてそんなお店を訪れることができて、気持ちがほくほくする。

素敵なお店だけあって店内は満席。玄関のベンチで少しだけ待たせてもらう。

空間自体が素敵なので、待ち時間すらなんだか心地よい。

ほどなくして、テーブル席へ案内してもらう。

手描きのメニューには今日の日付が入っていた。きっと毎日、日替わりで更新されているのだなあ。

初めてで量がわからなかったので、子どもも食べられる感じか聞いてみると、子ども用プレートもアレンジしてくださるという。

メニューにはなかったので、忙しさや食材などの状況次第で、いつでも頼めるものではないだろうに、お気づかいがとてもうれしく、ありがたい。ありがとうございます。

私と夫は、メインのなかから「魚のオーブン焼き」と「牛すじの和風トマト煮」を選び、少しずつシェアして2種の味を楽しむことにした。

先に運ばれてきたのは、子ども用プレート。

「牛すじの和風トマト煮」の小さいサイズ(写真右奥でわかりにくいけど、子にちょうどよい量)をメインに、小さいおかずのプレートがとてもかわいい。野菜好きなわが子の目にも鮮やかで、おいしそうに映っているはず。

また個人的に、日ごろから「どこのレストランも旅館もホテルも、紋切り型のお子様ランチ、からあげ、ポテト、エビフライ…って揚げ物オンリーなのほんとわかってない……」「しかも大人向けには焼きたてのハンバーグ出すお店も、お子さまランチ用は冷凍ハンバーグだったりする……なんでやねん!」とがっかりし続けてきている身としては、こういう丁寧なお子さまプレートに出会うと、心の底から感動してしまう。

大人にもおいしくて、体にもやさしい本物を、子どもの量で出してくださること、とてもうれしい。

もちろん子はぺろりとおいしそうに平らげていました。

「魚のオーブン焼き」の大人プレートはこんな感じ。

小さなおかず、丁寧につくられた食材で丁寧に作られたお惣菜を、ちょこっとずつ、いろんな味を楽しめること。このうえない喜び。

一つひとつ全部おいしかったけれど、個人的には青梗菜のクリーム煮が特に好きだったかも。ただしつこいけれど、いろんな味わいをちょこっとずつ食べられること自体が、一番のうれしさだ。これ、よほど作り置きの達人じゃないと、家だとなかなかできないからなあ。

おいしくて、体もうれしい。

主婦になると外食って、ときと場合によっては「ああ、家庭料理のほうが体にいいのに、外食になっちゃったな……」みたいな負い目を感じてしまうことが多々ある。だけどこういうお店でいただけると、なんの負い目もなくて、心もヘルシーでいさせてくれる……のだよなあ。

食後には、セットのドリンクとミニデザート。

ミニデザートは柚子のアイシングケーキ。おいしくて娘ととりあいになった。

ドリンクは、私は豆茶のホット、夫はシナモンティーのホットを。

豆茶は想像どおりの安定感。シナモンティー、味見させてもらったらふうわりと甘みがあって、こちらもとてもおいしかった。次選ぶことがあれば選ぼうかな、と思った。

そんなわけで、ある日ふらっと訪れた福岡、藤崎/室見のうめやさん。

我が家的に、いつもの休日ランチとしてはちょっとお高いけれど、また特別な日にはぜひ、ゆっくりと訪れたいなあと思った次第です。

ごちそうさまでした。

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