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キャンバス地とかばくんの肌感がたまらない。【偏愛絵本紹介】『かばくん』(文:岸田衿子、絵:中谷千代子/福音館書店)
2021/1/28
ロングセラー、かつ自分が好きな絵本、と考えたときに5本の指に入ってくるだろう1冊が、この『かばくん』。 あれは子どもが2歳くらいのころだっただろうか。動物園でかばがスイカを食べるシーンを目の当たりにし ...
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唯一自分が大人になっても覚えていた絵本【偏愛絵本紹介】『おかえし』(文:村山桂子、絵:織茂恭子/福音館書店)
2022/12/23
わたし自身が子どもだったときに読んだ絵本で、唯一しっかりと覚えているのがこの1冊だ。 きっとたくさんの絵本を読んでもらっただろうに、ざんねんながら他の絵本はほとんど覚えていない。 小学生以降に自分で読 ...
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この語感はずるい。繰り返さずにはいられない【偏愛絵本紹介】『ゴムあたまポンたろう』(長新太/童心社)
2021/2/3
うろ覚えだけれど、わたしが「ゴムあたまポンたろう」なる言葉をはじめて耳にしたのは、確か当時0歳か1歳の子を連れて里帰りしていたときだったと思う。実家のリビングでついていたラジオの朗読で、偶然流れてきた ...
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授乳疲れでへろへろのときに美術館へ行った感覚を味わって救われた【偏愛絵本紹介】『あさになったのでまどをあけますよ』(荒井良二/偕成社)
2024/9/18
この本を初めて手にとったのは、娘がまだ0歳のころだった。 わたしははじめての育児にへろへろしていて、そりゃあもうへろへろしていて、へろへろ以外なにものでもなかった。 (ちなみに、荒井良二さんといえば『 ...
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わたしの中で不動の1位。もうなんというか突き抜けている【偏愛絵本紹介】『そよそよとかぜがふいている』(長新太/復刊ドットコム)
2021/2/18
わたしの中で、不動の1位である。この絵本。 長新太さんの絵本はだいたいどれもが大好きなのだが、その中でも最高傑作だと勝手に思っている。 子どもが1、2歳のころ、図書館で初めて手にしたのだけれど、読んで ...