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『小さな泊まれる出版社』(真鶴出版)読書記録
2022/12/9
店主さんによって選書された小さな本屋さんが好きで、訪れるとついたくさん本を買ってしまう。 そうして積もった2022年の積ん読本たち。できれば年内、できなければせめて年末年始のあいだには読みたいと思う。 ...
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お茶と一緒に注いでいるもの
2023/1/11
沸かした湯を、別の器にとぽぽぽ注いでしばらく置く。少しばかりやわらかな温度になったそれを、茶葉の上から注ぐ。ふたをする。じっと蒸らす。 湯呑に注ぐとき、心のなかでつぶやく言葉がある。 そび、ばび、そび ...
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余裕と余白
2022/11/14
すべては余裕とか余白が大事なんじゃないか。 おそらく現代人の多くが一度は思ったことのあるそれを、7周くらいまわってまた最近、思っている。 * 先日、とあるオルタナティブスクールの見学に行き、代表の方に ...
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ミニチュア人参
2023/1/11
ある農園の直売所で無農薬の「間引き人参」を見かけ、見た目のかわいさにうっかり買ってしまった。 ただでさえ見慣れない野菜好きなうえ、「栄養たっぷり丸ごとどうぞ」と書かれてしまうと手は伸びる。そういえば昔 ...
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風邪っぴきときしめん
2023/1/11
「あ、きしめん、もう少しで賞味期限だから、そろそろ食べないと」 棚をのぞいた夫が言う。 夫が名古屋出張のお土産に買ってきたきしめん。ちょうど3人前だから子もいるときに食べたいねと言いながら、夕食はごは ...
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くさらずに。
2023/1/11
唐突に思い出したことがある。 オーストラリアの田舎を転々としながら、家事や農作業の手伝いをしつつ暮らしていたときのこと。 私はそのとき、ある牛飼いの家で、日々のこまごました家事を手伝っていた。 ある日 ...
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落花生に詰まっているもの
2023/1/11
少し前、落花生掘りをする機会があった。 千葉出身のくせに、落花生堀りをしたのも、土の付いた落花生を見たのも九州が初めて。今回で二度目だ。 子は虫が苦手だけれど、落花生を引っこ抜く感覚は楽しいらしい。掘 ...
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じみなスープと米粉パン
2023/1/11
寒くなってくると格段に上がる、朝ごはんのスープ登場率。 この日はカブとターサイに、豚バラこま切れもぽんと投入。味付けはほぼ塩のみだけれど、煮込んだターサイのうまみと豚バラのお出汁、ほろりとしたカブの甘 ...
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このブログの位置づけを変えます。
2022/12/23
前回の更新が2021年の4月で、いまこれを書いているのが2022年の11月。はや1年7か月の月日が空いてしまった。 その間何があったかといえば。クライアントワークとしての仕事がいそがしくなったり、また ...
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わからないのよ。だからこの先も何度だって読む『ちへいせんのみえるところ(長新太/ビリケン出版)』【偏愛絵本紹介】
2021/4/15
不穏なのである。 この本を両手で持って、表紙をまじまじと見たとき、どうしたって不穏な空気を感じざるをえないんである。 なにやら立ち込めている暗雲。 そのうえに浮かぶ、「ちへいせんのみえるところ」という ...